こんにちは。こーだです。
今回は個人的なうつ病あるある「お風呂に入れない」について書いていきます。
前提として、うつ病は個人差があるので、全員に当てはまることではないです。
ただ、よく他のうつ病闘病者さんに共感してもらえることが多いので、悩んでいる方は少なくないかと思います。
そこで今回は、自分はお風呂をどうしているか、どうやって対策をしたかについて書いていきます。
なんの医学的根拠はない個人の意見・経験談ですので、ご了承のうえお読みください。
お風呂に入れない
うつ病以前は「お風呂に入らない」なんて特別な事情がなければありませんでした。
自分の場合はほぼ毎日入っていたし、なんなら一日2回入っていたことも少なくありません。
でもそんなお風呂好きな自分でも、うつ病になった途端に「お風呂に入る」という行為が重労働となりました。
これは健康な人にはなかなか理解してもらえず、近しい人に「何で入れないの?」なんて言われた経験がある方も多いのではないでしょうか。
でも声を大にして言いたい。
マジでお風呂しんどい!!!!!
どれくらいかというと、お風呂を出た後1時間動けなくなったりするくらいしんどいです。
ただ、うつ病でもお風呂に入れる人もいます。
現状、私もお風呂に入ってます。
「え? しんどいのに入ってるの?」と聞かれると、半分正解で、半分不正解です。
というのも、「期間」によってお風呂のしんどさが変わってくるのです。
うつ病には「期間」がある
うつ病には主に初期、急性期、回復期、再発予防期と呼ばれる4つ「期間」があると言われています。
この期間によって、患者の状態(体調)は全く違います。
そこでまずは、それぞれの期間について簡単に説明したいと思います。
初期
主にうつ病と診断される前の状態。健康な状態から不安定になっていく時期。この頃はまだうつ病だなんて自覚していないことが多いが、自覚症状は出ていたりする。
急性期
気分がガクッと下がり、体調が最底辺になる時期。多くの人がイメージするうつ症状。最底辺から少しずつ回復し始めるまでの時期のこと。基本的に絶望して、部屋にこもって、布団にくるまっている。
回復期
気持ちの最底辺を抜け出し、回復傾向にある時期。色々な活動ができるようになってくる。はたから見るともう元気になったのでは? と勘違いされがちなタイミング。自分でも良くなってきた事を自覚し、それに伴って不安や罪悪感などに悩みがち。
再発予防期
体調がかなり回復して、安定し始める時期らしい。時間をかけて減薬していく時期。私はまだ未経験。
ざっくりと以上のようなイメージです。
私のお風呂事情
続いて私の場合の「各時期」の状態について書いていきます。
急性期
お風呂に入る気なんて一切出てこない。それどころではなく、ただ全てに絶望して虚無の状態。正直、あまりこの頃の記憶は少ない。
回復期の前半
どん底を抜けると自分の衛生面が気になり始め、お風呂に入りたいと思うようになる。ただ、入るとかなり疲れる。お風呂を出た後30分~60分くらい休まないと、髪を乾かすことができない。相当疲れることを知り、お風呂に入りたくなくなる。
回復期の後半
お風呂に対して前向きに入りたくなってくる。それに伴ってお風呂の頻度も上がってくる。ただ、疲れることは疲れる。そのため、次の章で書くような対策方法を使ってお風呂に入っている。
再発予防期
私はまだこの時期の経験がないので書けないです。もし、この頃の経験談がある方はぜひコメントを頂けると嬉しいです。
以上が自分の時期別の状態です。
お風呂に入るための工夫
私は現在、回復期の後半あたりにいる状態かと自覚しています。
お風呂も頻繁に入ることができるようになってきました。
お風呂にはいれるようになってきたのは、元気になってきているからというところがでかいです。
ただ、入り方に工夫もしています。
そこで、自己流うつ病入浴術を共有させていただきます。
分割入浴術
やることを分割してお風呂に入る方法です。
どういうことかというと「今日は頭だけ洗う」「今日は体だけ洗う」「今日は大事な部分だけ洗う」「今日は湯船につかるだけ」という風に、日替わりでやることを変えてお風呂に入る方法です。
負担を減らすことで、心理的にお風呂に入りやすくなり、また出た後の疲労感も軽減できます。
入浴時間計測
何分以上入ると疲労感が強く出るのかを記録します。
そして次回以降、それ以上の時間は入らないようにします。
雑でもOK精神
「隅々洗わなくてもOK」と思い、しっかりと洗わない自分もOKと考えて入る方法です。
少しでもは入れたら「よく入った!」と自分を褒めてあげることで、達成感を感じて自己肯定感を上げることもできます
以上が、自分がお風呂に入るうえで工夫していることです。
お風呂に入れずに困っている方は、無理のない範囲で試してみていただけたらと思います。
お風呂に入れるようになったらもう元気?
うつ病を患った人にとって、お風呂はとても重労働です。
ただ、時期によってはお風呂に入れるようになってきたりもします。
そんな姿を見て周りの人は「元気になってきたね」と言いたくなるかもしれませんが、できれば言わないで欲しいというのが本心です。
自分でも元気になって来たのを感じているため、「元気になったなら早く社会復帰しなくてはいけない」と焦ってしまうからです。
ただ、そこで焦ってしまうと鬱をぶり返して、気分がガクッと落ちてしまう……という経験を自分はしています。
じゃあどうしたらいいのか。
それは「元気になってきたね」という言葉をぐっと飲み込んで、見守って頂けたらと思います。
一見ポジティブそうな言葉でも、それを重荷に感じてしまう場合があるのですが「元気になってきたね」がその筆頭かと思います。
まとめ
以上が個人的うつ病あるある「お風呂に入れない」となります。
少しは参考になりましたでしょうか?
もしこれで少しでも病状の改善につながりましたら嬉しいです。
ここまで読んでくれてありがとうございました!
それではまた!